登山、音楽、読書など

考えることは極上の贅沢だと思う。そして、考えたことを文章にまとめるのはこの上ない楽しみだ。

Mt. Abraham, Maine

2018年8月19日(日曜日)

Mt. Abraham 4,050 ft. (1,234 m)

スタート時天気 晴れ 華氏55度 風なし

スタート時刻 午前6時46分

エンド時刻 午前11時02分

所要時間 4時間16分

総距離 8.4 mile (13.4 km)

 

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Mt. Abrahamの特徴は、メーン州で2番目に広いalpine zone(森林限界を超えた領域)を持つことことで、これはすなわち、眺望が素晴らしいということだ。

ただ、今回の登山は、まずはTHまでの道が問題だった。2、3年前のブログには、THから1マイルほど手前の橋が壊れているため、そこに駐車して、腰近くまで水に浸かって川を渡っている写真が載っている。前日に、一度下見に行ってみる。グーグルマップなどの地図アプリにもTHまでの道は出ておらず、ブログの記事を頼りに運転する。途中の分岐点でしばし迷ったが、懸念された橋は二つとも修復されており、THまで問題なく行けることを確認できた。

当日は、午前4時に起床、6時に宿を出発して6時40分ごろTHに到着。6時46分にハイキングを開始した。気温は華氏55度と、やや暖かく感じるくらいだった。

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<THのパーキング>


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<THを出発>

 

今回のコースは、全行程マーカー付きのトレイルを往復する、というもの。前半は、広大な裾野の森の中をなだらかに上るトレイルが続く。その間に、何回かクリークを渡る箇所があったが、いずれも特に問題なく進むことができる程度だった。
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<前半は非常になだらかな林間トレイルが続く>


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<その間、何本かのクリークを渡る>


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<茂みが伸びた箇所も>

 

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<何本目かのクリークを渡る>

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<同上>


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<柔らかな土のトレイル>

 

行程の中程にあるキャンプ場を過ぎてからは、勾配が急になり、その後、大きな崖崩れの跡に出て、急に展望が広がる。そのガレ場から上は、所々にハイマツが茂るが、概ね森林限界を超えていて眺望が素晴らしい。
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<後半は傾斜が増す>


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<ムースの糞>


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<Sugarloaf(右)とSpauldingが見え始めた>


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<この先からガレ場が始まる>


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<このトレイルはATではないが、その支線なのでこのような標識があるのだろう>


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<ガレ場が斜面に広がる>


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<ガレ場から見る山々。左からRedington、South Crocker、Crocker、Spaulding>

 

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<同上。Spaulding(左)とSugarloaf>


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<野生のブルーベリー>


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<ハイマツとガレ場が何回か交互に現れる>


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<頂上まであとわずか>


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<頂上直下にあった石造りのシェルター>

 

スタートから2時間8分で頂上に着く。風が強く、寒ささえ感じたので、ウィンドブレイカー、手袋、バフを着用する。頂上からの360

度の眺望が素晴らしかった。

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<Mt. Abraham頂上>


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<北方向にRedingtonと南北のCrocker>


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<東方向にSpauldingとSugarloaf>


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<南方向には、Mt. Abrahamの稜線が伸びる>


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<西方向にはMt. Washington等のPresidential Rangeも見えているはず>


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<三角点のマーカー>

 

頂上での眺望を楽しんだあと、冷たい強風で身体が冷えてしまわないうちに、早々に帰路に着くことした。再びガレ場からの景色を眺め、その後のなだらかな林間のトレイルを快適に走り下る。
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<下り始める。再びガレ場からの絶景を堪能>


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<傘の差渡しが20センチもあるような巨大なキノコ>


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<今日のコース上、最も幅の広いクリーク>


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<頂上から1時間44分でTHに到着>


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<クルマの増えたパーキング>

 

Mt. Abrahamは、まるでコロラド州の高山のような広い森林限界領域を有しており、これまで登ったNortheast 115の山々とは一味違う印象を残してくれた山だった。