登山、音楽、読書など

考えることは極上の贅沢だと思う。そして、考えたことを文章にまとめるのはこの上ない楽しみだ。

Seymour

2018年6月30日(土曜日)

Seymour Mountain 4,091 ft. / 1,247 m

スタート時刻 午前5時25分

エンド時刻 午後11時10分

所要時間 5時間45分

総距離 14.3マイル(22.9 km)

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Seymourはシーモア(「シー」にアクセント)と読む。二日後に登ったSeward(スワード、「ワー」にアクセント, Donaldson, Emmonsの三山とともに、Seward Rangeに属する。アディロンダック46峰のなかで最も西よりに位置する山々だ。

記録的な熱波が米国北東部の広い地域を覆い、7月4日の独立記念日を含むこの週は、アディロンダック地方でも連日華氏90度(摂氏32.2度)を超える猛暑との予報が出る中、6月29日(金曜日) から5泊の予定で出かけた。宿は、Tupper LakeのNorthwood Cabinsで、オーナーのBrianは46er( アディロンダック46峰全てを登った人のこと)だ。

翌2018年6月30日(土曜日)、早朝2時半に起床、5時ごろ宿を出る。前日に下見しておいたTHまでクルマで約20分で到着。 THの駐車場は思ったよりも混んでいて、すでに10台ほどのクルマが停まっていた。

今日の行程は、5.4マイルのフラットなトレイルを行った後、Seymourへ登る脇道にはいるのだが、 これがトレイルマーカーの付けられていない、いわゆるunmarked trailまたはherd path(けもの道)と呼ばれるトレイルだ。 我々がいつも使っている地図にもこのトレイルは載っていない。 我々にとって、herd pathはアディロンダックで初めての経験となるのでやや緊張ぎみだ。GPS、コンパス、地図はいつも携行しているが、 今日はその重要性が特に大きい。

午前5時25分、登録後にTHを出発。今日も、Tupper Lakeの最高気温は華氏94度(摂氏34度) との予報がでているが、出発時は華氏60度台(摂氏15度〜20度)で、長袖・ 長ズボンで丁度良い感じだった(暑くなったときの着替用に念のため半袖と短パンを携行)。 まずは、赤色のマーカーが付いたトレイルを5.4マイル行く。 ほぼの平坦なので、走れる部分がかなりあった。

f:id:hnishide:20180713210319j:image<THに設置されたサインだが、距離がややおかしい。Ward Brook Lean-toまでは5.4マイルのはず>


f:id:hnishide:20180713210309j:image<良く整備されたトレイル>


f:id:hnishide:20180713210400j:image<同上>


f:id:hnishide:20180713210343j:image<Ward Brook Lean-to>

 

出発後1時間32 分で、午前6時57分にSeymourへ登るトレイルとの分岐点 に到着した。ここから、いよいよ片道1.8マイルのherd pathに入る。
f:id:hnishide:20180713210257j:image<Seymourに登るherd pathとの分岐点を示すケルン>

 

ところが、懸念をよそに「けもの道」 とはいえ道筋ははっきりとついていて、 迷いそうなところは無かった。 むしろ気になったのが天気のほうで、 なんとなく雲が多いように見えたので、 雷雨が来る前に登頂すべく、写真を撮る時間も惜しんで先を急いだ( 実際にはこれも杞憂だったが)。この登りは、最も急な箇所で0.7 マイルで1,400フィート上るとの情報もあったが、 確かにきつい上りが長く続き、終盤では大腿筋が攣りそうになった。分岐点から、1時間16分かかって、午前8時13分にSeymour Mountain頂上に到着した。46峰中35峰めとなる。f:id:hnishide:20180713210245j:image<頂上直前、右からSeward、Donaldson そしてEmmons>


f:id:hnishide:20180713210302j:image<頂上に8時13分に到着>

 

帰りは、 頂上直前にあったビューポイントでの小休止と、途中の滝に立ち寄った時間を含めて、1時間18分で分岐点に戻る。
f:id:hnishide:20180713210332j:image<頂上直前のビューポイントより>


f:id:hnishide:20180713210240j:image<同上>


f:id:hnishide:20180713210323j:image<同上>


f:id:hnishide:20180713210314j:image<岩盤の上を下る>


f:id:hnishide:20180713210405j:image<下り途中の滝で一休み>

 

分岐点から、朝来た道を戻り、午前11時10分にTHに戻る。 まだ午前中だというのがうれしい。
f:id:hnishide:20180713210253j:image<雷雨に合うことなく無事帰還>