登山、音楽、読書など

考えることは極上の贅沢だと思う。そして、考えたことを文章にまとめるのはこの上ない楽しみだ。

Seward, Donaldson & Emmons

2018年7月2日(月曜日)

Seward Mountain 4,347 ft. / 1,325 m

Donaldson Mountain 4,108 ft. / 1,252 m

Mount Emmons 4,039 ft. / 1,231 m

スタート時刻 午前4時52分

エンド時刻 午後12時45分

所要時間 7時間52分

総距離 16.1マイル(25.8 km)

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きのうは一日、一昨日のSeymour登山の疲労回復に充て、今日2018年7月2日、Seward Rangeの残りの三山を登ることにした。 引き続き記録的な熱波が居座り、麓の町では今日も華氏90度(摂氏32.2度)を越 えるという予報がでている。雷雨の確率はやや低下したものの、 今日のルートはSeymourよりも約2マイル長いことを考慮し 、一昨日よりも30分早く午前2時に起床、THを午前4時 52分に出発した。少し蒸し暑く感じたので、 今朝は半袖を着用し長ズボンの裾をめくり上げる。なお、 今日のルートも、始めの約3マイル(往復6マイル強) を除いて大部分がherd pathとなる。

THから約1時間でherd pathへの分岐点に着く。ここから、Calkins Creekに沿って三山の稜線近くまで上る2.6マイルのunmarked trailが始まる。トレイルの道筋は、Seymourのそれと同じように、はっきりとついているので迷う心配はなかった。SewardからDonaldson経由Emmonsに至る縦走路も同様に判りやすかった。

f:id:hnishide:20180714035137j:image<始めの3マイルほどはマークのついたトレイル>


f:id:hnishide:20180714034957j:image<herd pathへの分岐点>


f:id:hnishide:20180714034853j:image<herd pathとはいえ道筋は明らか>


f:id:hnishide:20180714033453j:image<5分ほど行ったあとCalkins Creekを南側へ渡る>


f:id:hnishide:20180714035129j:image<上流へ行くにつれて急になる>


f:id:hnishide:20180714033519j:image<最上流部で初めて視界が開ける>


f:id:hnishide:20180714033506j:image<かなり荒れているが道筋は明らか>

 

THから2時間39分、午前7時31分に上記の縦走路への分岐点 に到着、まずは、三山の中で最も高いSewardを目指す。Sewardまでは、0.7マイルだが、 その間に二つの小ピークがあるためか、 アップダウンの多いテクニカルなトレイルだった。分岐点から39 分かけて午前8時10分にSeward頂上へ。46峰中36峰め となる。

f:id:hnishide:20180714035615p:image<三山の稜線との分岐点。まずは、左手Seward方面へ>


f:id:hnishide:20180714033512j:image<起伏の多いトレイル>


f:id:hnishide:20180714034844j:image<同上>


f:id:hnishide:20180714035115j:image<同上>


f:id:hnishide:20180714033500j:image<同上>


f:id:hnishide:20180714035718p:image<Seward頂上>

 

来た道を戻り、Donaldsonまで約0.9マイルを47分か け、午前8時57分にDonaldson頂上に到着、37峰めを 完了した。頂上直前のビューポイントからは、Seward Mountainがきれいに望めた。

f:id:hnishide:20180714035122j:image<Donaldson(右)とEmmons(左)に向かって引き返す>


f:id:hnishide:20180714032801j:image<分岐点に戻る>

 

f:id:hnishide:20180714040337j:image<Donaldson山頂近くからSeward(右端)を望む>


f:id:hnishide:20180714040737p:image<Donaldson山頂>

 

そのまま先へ歩を進め、約1マイル先のMt. Emmonsを目指す。懸念された泥の状態も左程でもなく、41 分でMt. Emmons頂上へ。午前9時38分。37峰めを登頂。
f:id:hnishide:20180714034940j:image<Emmons山頂>

 

ここから引き返して、まずDonaldsonを登り返し、Cal kins Creek沿いのトレイルとの分岐点まで1時間、そこから1時間 13分でherd pathを2.6マイル下って、11時51分にマークのあるトレ イルとの分岐点に戻る。残りの3マイル強は、小走りを交え54分でTHに帰還、午後12時45分、全行程7時間52分のロングハ イクだった。
f:id:hnishide:20180714040850j:image<三たび分岐点に>


f:id:hnishide:20180714032750j:image<Calkins Creek>


f:id:hnishide:20180714034905j:image<マーク付きのトレイルに戻る>

 

Seymour

2018年6月30日(土曜日)

Seymour Mountain 4,091 ft. / 1,247 m

スタート時刻 午前5時25分

エンド時刻 午後11時10分

所要時間 5時間45分

総距離 14.3マイル(22.9 km)

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Seymourはシーモア(「シー」にアクセント)と読む。二日後に登ったSeward(スワード、「ワー」にアクセント, Donaldson, Emmonsの三山とともに、Seward Rangeに属する。アディロンダック46峰のなかで最も西よりに位置する山々だ。

記録的な熱波が米国北東部の広い地域を覆い、7月4日の独立記念日を含むこの週は、アディロンダック地方でも連日華氏90度(摂氏32.2度)を超える猛暑との予報が出る中、6月29日(金曜日) から5泊の予定で出かけた。宿は、Tupper LakeのNorthwood Cabinsで、オーナーのBrianは46er( アディロンダック46峰全てを登った人のこと)だ。

翌2018年6月30日(土曜日)、早朝2時半に起床、5時ごろ宿を出る。前日に下見しておいたTHまでクルマで約20分で到着。 THの駐車場は思ったよりも混んでいて、すでに10台ほどのクルマが停まっていた。

今日の行程は、5.4マイルのフラットなトレイルを行った後、Seymourへ登る脇道にはいるのだが、 これがトレイルマーカーの付けられていない、いわゆるunmarked trailまたはherd path(けもの道)と呼ばれるトレイルだ。 我々がいつも使っている地図にもこのトレイルは載っていない。 我々にとって、herd pathはアディロンダックで初めての経験となるのでやや緊張ぎみだ。GPS、コンパス、地図はいつも携行しているが、 今日はその重要性が特に大きい。

午前5時25分、登録後にTHを出発。今日も、Tupper Lakeの最高気温は華氏94度(摂氏34度) との予報がでているが、出発時は華氏60度台(摂氏15度〜20度)で、長袖・ 長ズボンで丁度良い感じだった(暑くなったときの着替用に念のため半袖と短パンを携行)。 まずは、赤色のマーカーが付いたトレイルを5.4マイル行く。 ほぼの平坦なので、走れる部分がかなりあった。

f:id:hnishide:20180713210319j:image<THに設置されたサインだが、距離がややおかしい。Ward Brook Lean-toまでは5.4マイルのはず>


f:id:hnishide:20180713210309j:image<良く整備されたトレイル>


f:id:hnishide:20180713210400j:image<同上>


f:id:hnishide:20180713210343j:image<Ward Brook Lean-to>

 

出発後1時間32 分で、午前6時57分にSeymourへ登るトレイルとの分岐点 に到着した。ここから、いよいよ片道1.8マイルのherd pathに入る。
f:id:hnishide:20180713210257j:image<Seymourに登るherd pathとの分岐点を示すケルン>

 

ところが、懸念をよそに「けもの道」 とはいえ道筋ははっきりとついていて、 迷いそうなところは無かった。 むしろ気になったのが天気のほうで、 なんとなく雲が多いように見えたので、 雷雨が来る前に登頂すべく、写真を撮る時間も惜しんで先を急いだ( 実際にはこれも杞憂だったが)。この登りは、最も急な箇所で0.7 マイルで1,400フィート上るとの情報もあったが、 確かにきつい上りが長く続き、終盤では大腿筋が攣りそうになった。分岐点から、1時間16分かかって、午前8時13分にSeymour Mountain頂上に到着した。46峰中35峰めとなる。f:id:hnishide:20180713210245j:image<頂上直前、右からSeward、Donaldson そしてEmmons>


f:id:hnishide:20180713210302j:image<頂上に8時13分に到着>

 

帰りは、 頂上直前にあったビューポイントでの小休止と、途中の滝に立ち寄った時間を含めて、1時間18分で分岐点に戻る。
f:id:hnishide:20180713210332j:image<頂上直前のビューポイントより>


f:id:hnishide:20180713210240j:image<同上>


f:id:hnishide:20180713210323j:image<同上>


f:id:hnishide:20180713210314j:image<岩盤の上を下る>


f:id:hnishide:20180713210405j:image<下り途中の滝で一休み>

 

分岐点から、朝来た道を戻り、午前11時10分にTHに戻る。 まだ午前中だというのがうれしい。
f:id:hnishide:20180713210253j:image<雷雨に合うことなく無事帰還>

 

 

 

Basin & Saddleback

2018年6月9日(土曜日)

Basin Mountain(4,826 ft. / 1,471 m)

Saddleback Mountain(4,528 ft. / 1,380 m)

スタート時刻 午前5時47分

エンド時刻 午後1時53分

所要時間 8時間6分

総距離 16.3マイル(26.1 km)

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以前使って気に入ったADK Trail Innの簡易キッチン付きの部屋に前泊して、6月9日土曜日の早朝に出発、トレイルヘッド(以下TH)のThe Gardensに5時半ごろ着いた。ここは、アディロンダックでも人気の高いTHだけあり、駐車スペースはすでにほぼ満杯だった。

今日の山登りのハイライトは、なんと言っても、Saddleback Mountainの「崖登り」だ。 アディロンダックの山のなかでも有名な難所の一つで、 急勾配の崖を、 ロッククライミングさながら岩にへばり付くようにして登る必要が ある。(もちろん、逆方向の行程ならば降りることになるが、 通常、急勾配の岩場は降りるほうが難易度が高いので、 我々は登ることにした。今思い返しても、 あの崖を降りることなど自分たちには論外で、 想像するだけで恐ろしい。)

 

f:id:hnishide:20180712210727j:image<THの登録簿に記入して出発>

 

まずは、Johns Brook Lodgeに続く比較的平坦なトレイルを3.5マイル行く。 林間のシングルトレイルを行くのは、いつも気持ちが良い。Joh ns Brook Lodgeは宿泊・給食施設を備えた本格的な山小屋だ。
f:id:hnishide:20180712210758j:image<初めの3.5マイルは比較的平坦>

 

f:id:hnishide:20180712210738j:image<Johns Brook Lodge>


f:id:hnishide:20180712211616j:image<ロッジから青のトレイルへ>


f:id:hnishide:20180712210928j:image<ロッジ近くでJohns Brookを渡る橋(工事中)>

 

Johns Brookを渡ってからは、徐々に傾斜が増し、 足場も難しくなってくる。f:id:hnishide:20180712210827j:image<赤のトレイルへ>


f:id:hnishide:20180712211103j:image<Slant Rock>


f:id:hnishide:20180712211638j:image<Shorey Short Cut>


f:id:hnishide:20180712211627j:image<3500フィートのサイン>


f:id:hnishide:20180712210937j:image<梯子がありがたい>


f:id:hnishide:20180712211545j:image<岩場をよじ登る、アディロンダックらしいトレイル>


f:id:hnishide:20180712211642j:image<初めて行く手に稜線が見える。Sddlebackか?>


f:id:hnishide:20180712211700j:image<Mt. Haystackへの分岐点を左へ>


f:id:hnishide:20180712211532j:image<再び梯子がありがたい>


f:id:hnishide:20180712210700j:image<これぐらいは普通の岩登り>

 

Basin Mountainには午前10時8分に登頂。出発から4時間21 分経過。頂上からの眺望はすばらしかったはずだが、次のSaddlebackの崖登りの印象にかき消されたのか、 あまり覚えていない。
f:id:hnishide:20180712210814j:image<Basin Mountain頂上の三角点の跡?>


f:id:hnishide:20180712210714j:image<右手がMt. Marcy>


f:id:hnishide:20180712211648j:image<次に登るSaddlebackとその崖が見えた>

 

Saddlebackとの間の鞍部まで降りて、 いよいよその先から崖登りが始まった。その一部は、 背丈の倍ほどの高さの岩塊にへばりつくようにして登るしかなく、 足に体重をかけた瞬間に踏み外せば、 少なくとも数十メートル下まで滑落することになる。 足場が確保されている箇所はまだ登り易いものの、それでも、 下を見てしまうとやはり怖い。

f:id:hnishide:20180713004048j:image<この岩場を登って間もなく、崖が始まる>


f:id:hnishide:20180712211551j:image<この瞬間の左足が滑ったら滑落…。>


f:id:hnishide:20180712210802j:image<なんとか次の岩に>


f:id:hnishide:20180712233644j:image<次はどこに行けば良いのか思案>


f:id:hnishide:20180712211623j:image<膝も使って必死に岩にしがみつく>


f:id:hnishide:20180712211606j:image<岩を抱きかかえるようにして滑落を防ぐ>


f:id:hnishide:20180712211540j:image<下は絶壁>


f:id:hnishide:20180712210809j:image<ここは割れ目が足掛かりになり、以外と楽に登れた。ただし、下を振り返るのは禁物>


f:id:hnishide:20180712210955j:image<一歩めが難しい>


f:id:hnishide:20180712210742j:image<細い足場を頼りに慎重に登る>


f:id:hnishide:20180712211053j:image<ここを降るなんてできそうになかった>


f:id:hnishide:20180712210732j:image<同上>


f:id:hnishide:20180712210942j:image<Basin Mountainを振り返る>


f:id:hnishide:20180712211047j:image<同上>


f:id:hnishide:20180712210822j:image<崖っぷちの細い岩場を行く>


f:id:hnishide:20180712211611j:image<なんとこの崖を降りて行くハイカーが…。信じ難い勇気>

 

午前11時4分、出発から5時間15分でSaddleback Mountain頂上に到達。
f:id:hnishide:20180714071527p:image<頂上で会ったハイカーの一人が、Basinをバックに撮ってくれた>


f:id:hnishide:20180712211602j:image<頂上からのBasin>

 

下山は、そのままの方向に稜線を0.5マイルほど下った後、Orebed Brook Trailを降りて行く。

f:id:hnishide:20180713052846j:image<下り始めて間もなく、Gothics Mountainが正面に見える>


f:id:hnishide:20180712210747j:image<Gothicsへの分岐点>

 

途中、Orebed Slideと呼ばれる、2011年のHurricane Ireneがもたらしたに大規模な崖崩れにより表土がむき出しに なった岩盤の急斜面があり、幸い400段近くの木の階段が設置さ れていて容易に下ることができたが、 階段がなければ滑りやすい大変な難所だったにちがいない。
f:id:hnishide:20180712211527j:image<Orebed Slideには…>


f:id:hnishide:20180712211557j:image<幸い階段が付いていた>


f:id:hnishide:20180712211633j:image<苔の美しいクリーク>


f:id:hnishide:20180712211043j:image<突如現れる巨岩>


f:id:hnishide:20180712211704j:image<再びJohns Brook Lodgeへ>


f:id:hnishide:20180712210707j:image<無事サインオフ>

 

駐車場で、レンジャーのお兄さんに訊かれて、BasinとSaddlebackへ登ったと言ったら、Thank youと感謝された。不思議に思って尋ねると、 やはり例の崖で怪我をしたり立往生したりして救助の要請が来ることが時々あるそうだ。レンジャーの任務とは言え、片道8マイルを行くのは決して簡単なことではない。無事戻ってこれたことに、 あらためて安堵した。

 

North Pyramid, Middle Pyramid, Mt. Whiteface & Mt. Passaconaway

2018年6月3日(日曜日)

North Pyramid 4,180 ft. (1,274 m)

Middle Pyramid 4,140 ft. (1,262 m)

Mt. Whiteface 4,020 ft. (1,225 m)

Mt. Passaconaway 4,043 ft. (1,232 m)

スタート時刻 午前5時54分

エンド時刻 午後3時1分

所要時間 9時間7分

総距離 19.7マイル(31.5 km)

(全て車道区間3マイルを含む)

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4000 Footers 四峰を含む七峰をたどる縦走で総行程は20マイル近くにもなる、やや難易度の高い登山となるため、天気の良い日を慎重に選んで、前後泊の2 泊3日の旅程を組む。宿泊先はLincolnのRiverban k Motel and Cabins。

午前3時に起床、5時過ぎに宿を出る。Kancamagus Highway沿いにあるPine Bend Brook Trailheadまでは車で約30分だ。道路わきのスペースに縦列で駐車し、THを出発した。

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<トレイルヘッド>


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<Pine Bend Brookを渡る>


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<前半は緩い上り>


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<後半は急傾斜となり岩も多くなる>


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<Scaur Ridge Trailとの分岐点>


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<根と岩の急斜面を登る>


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<ここから左へMt. Tripyramid Trailを行く>


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<午前7時54分、North Pyramid山頂>

 

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<Middle Pyramidへの岩場を登る>

 

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<午前8時18分、Middle Pyramid頂上>


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<ムースの落し物>

 

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<South Pyramidの後は、かつての土砂崩れの跡の急斜面を下る。今回のコース最大の難所>


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<同上>


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<急斜面の途中からKate Sleepers Trailへ>


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<折り重なる倒木>


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<午前10時22分、Mt. Whiteface頂上>


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<Mt. Whitefaceからの景色>


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<Mt. Passaconawayへの小ループ>


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<午後12時9分、Mt. Passaconaway頂上>


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<下山はWalden Trailから…>

 

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<Passaconaway Cutoffを経由して…>


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<Oliverian Brook Trailを行く>


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<Oliverian Brook Trail脇の巨石>


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<足場の悪い箇所もあったが、概ね走れる下りだった>


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<スタート地点から約3マイル東のTHに到着。ここからクルマまで車道を歩く>

 

 

 

 

Lone Mountain & Rocky Mountain, Catskills

2018年4月22日

Lone Mountain 3,721 ft. (1,134 m)

Rocky Mountain 3,508 ft. (1,069 m)

スタート時刻 午前7時41分

エンド時刻 午後2時56分

所用時間 7時間15分

総距離 12.1マイル (19.4 km)

 

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トレイルヘッド(TH)は、Denning Roadの突き当たりから始まる。残雪がところどころにあるので、マイクロスパイクをシューズに付け、頂上付近のより深い積雪に備えてスノーシューをリュックに結わえて出発する。最初の約1.6マイルはマーク の付いたトレイルを行き、二つ目の橋を渡って間もなく、 左に分岐するマークの付いていないトレイル(Fisherman ’s Pathと呼ばれる)が始まる。 ここから先は全てマーク無しのトレイルだ。

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<スノーシューを携行して出発>


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<始めはマーク付きのトレイル>


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<二つめの橋を渡ってすぐからマークの無いトレイルに入る>

 

地面には雪が残っているために、どこに道筋が付いているかがはっきりとはわからない。 雪の上についた足跡、磁石、GBSをたよりに進む。Nevers ink River沿いに約2.5マイル行き、Donovan Brookを超えて少し行ったところから右45度に折れて、Lone Mountainの稜線に乗ることを目指す。 曲がり角がどこかははっきりわからないが、 登っていけそうな斜面を磁石とGPSを頼り東南東方向に上り始め る。道筋は依然はっきりしないが、 稜線から外れないように注意しながら、時々GPSで現在位置とLone山頂との位置関係を確認しながら上って行く。途中かなりの急傾斜があったものの、大きな問題なくLone Mountain頂上のキャニスターを見つけることができた。
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<Loneの稜線を上る>

 

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<同上>


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<同上>

 

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<Lone Mtn.頂上>

 

次に目指すRocky Mountainまでの約1マイルがこの登山の最大の難所だった 。LoneとRockyの間の鞍部からの上りの途中で、 比較的若い針葉樹が密生する中を抜けていかなければならず、 胴体、 両腕と太ももで密集する枝葉を掻き分けて進まなければならなかっ た。(あまりの過酷さに、写真を撮る余裕がなかったため、 画像がありません。) しかも頂上らしい場所に着いても、針葉樹林が茂っていてキャニスターがなかなか見つからない。10分ほど茂みのなかを探 し、ようやくキャニスターをみつける。
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<Rocky Mtn.に向かう。この後の針葉樹林で苦労する>


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<ようやく見つけたRocky Mtn.山頂のキャニスター>

 

下山も同じ針葉樹林を通らなければならない。 何とか鞍部までたどり着き、そこからは、右手下方に向けて流れる谷川に沿って下山して行く。 ここでも道筋は(あったとしても)雪の下に隠れているので、 磁石、地図、GPSを頼りに下りていかなくてはならない。途中で 2回迷ったものの、大過なく1マイルほど下って、何とかNeversink River沿いのFisherman’s Pathに突き当たることができ一安心。ここからTHま では4マイル近くあるが、川沿いの道筋はわかりやすく、藪を掻き分ける必要もなかった。出発後7時間15分もかかって、 THに戻りついた。 Catskills 3500 Club加入資格である「キャッツキル35峰+冬ハイク4峰」の最後を飾るに相応しい過酷な登山だった。
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<GPSなどを頼りに下る>


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<Fisherman’s Pathまで降りてきて一安心>


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<久しぶりのマーク付きトレイル>


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<キャッツキル全35峰登頂完了>

 

 

Saddleback Mountain & The Horn, Maine

2017年10月7日(土曜日)

Saddleback Mountain 4,120 ft. (1,256 m)

The Horn 4,041 ft. (1,232 m)

スタート時刻 午前6時00分

エンド時刻 午前10時9分

所要時間 4時間9分

総距離 7.7マイル (12.3 km)

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<THはスキー場のベースロッジ>


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<スキートレイル"Grey Ghost”を探す>


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<スキースロープ中腹から>
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<造雪機わきのスキースロープを上る>


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<上に行くにつれて霧が立ち込めてくる>


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<一つめのリフトの終点>


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<岩場が多いスキー場だ>


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<二つめのリフトの終点。ここがスキー場の最高地点>


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<スキー場からさらに上へ続くトレイル>


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<Appalachian Trailに突き当たる。ここから左(東)に折れてSaddleback Mtn.を目指す>


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<Saddleback Mtn.頂上が霧の奥に見えてくる>


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<森林限界を超えている。霧が無ければ絶景>


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<Saddleback Mtn.頂上>


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<次に目指すThe Hornは手前の小山のすぐ奥に少し見える。ここから1.7マイルとかなり長い道のりだ>


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<霧とハイマツ林の中を行く>


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<間の小山付近からThe Hornを望む>


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<鞍部まではかなりテクニカルな下りだ>


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<鞍部から北を望む>


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<広々とした鞍部からThe Hornを望む>


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<The Horn頂上への上りはややテクニカル>


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<同上>


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<頂上までの最後の上り>


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<The Horn頂上。霧の中>


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<一瞬の霧の晴れ間に見えた景色>


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<来た道を引き返す。Saddleback頂上付近は霧に覆われている>


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<The Hornから少し下りたところの崖から南方向を望む>


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<Saddlebackに戻る前に左に折れて、新しいサイドトレイルをThe Erraticまで寄り道>


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<このトレイルはコケ類が豊富>


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<同上>


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<同上>


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<The Erratic。ここで引き返す>


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<途中右手にThe Hornが見える>


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<本道に戻りSaddlebackを目指す>


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<霧が晴れて青空が見え始める>


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<Saddleback手前から北方向を望む>


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<二回めのSaddleback頂上。ふたたび霧の中>


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<スキー場への道を戻る>


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<スキー場の下り。景色が最高>


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<同上>


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<同上>


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<ベースロッジ>


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<THの駐車場に戻る>