登山、音楽、読書など

考えることは極上の贅沢だと思う。そして、考えたことを文章にまとめるのはこの上ない楽しみだ。

Mt. Abraham, Maine

2018年8月19日(日曜日)

Mt. Abraham 4,050 ft. (1,234 m)

スタート時天気 晴れ 華氏55度 風なし

スタート時刻 午前6時46分

エンド時刻 午前11時02分

所要時間 4時間16分

総距離 8.4 mile (13.4 km)

 

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Mt. Abrahamの特徴は、メーン州で2番目に広いalpine zone(森林限界を超えた領域)を持つことことで、これはすなわち、眺望が素晴らしいということだ。

ただ、今回の登山は、まずはTHまでの道が問題だった。2、3年前のブログには、THから1マイルほど手前の橋が壊れているため、そこに駐車して、腰近くまで水に浸かって川を渡っている写真が載っている。前日に、一度下見に行ってみる。グーグルマップなどの地図アプリにもTHまでの道は出ておらず、ブログの記事を頼りに運転する。途中の分岐点でしばし迷ったが、懸念された橋は二つとも修復されており、THまで問題なく行けることを確認できた。

当日は、午前4時に起床、6時に宿を出発して6時40分ごろTHに到着。6時46分にハイキングを開始した。気温は華氏55度と、やや暖かく感じるくらいだった。

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<THのパーキング>


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<THを出発>

 

今回のコースは、全行程マーカー付きのトレイルを往復する、というもの。前半は、広大な裾野の森の中をなだらかに上るトレイルが続く。その間に、何回かクリークを渡る箇所があったが、いずれも特に問題なく進むことができる程度だった。
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<前半は非常になだらかな林間トレイルが続く>


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<その間、何本かのクリークを渡る>


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<茂みが伸びた箇所も>

 

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<何本目かのクリークを渡る>

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<同上>


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<柔らかな土のトレイル>

 

行程の中程にあるキャンプ場を過ぎてからは、勾配が急になり、その後、大きな崖崩れの跡に出て、急に展望が広がる。そのガレ場から上は、所々にハイマツが茂るが、概ね森林限界を超えていて眺望が素晴らしい。
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<後半は傾斜が増す>


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<ムースの糞>


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<Sugarloaf(右)とSpauldingが見え始めた>


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<この先からガレ場が始まる>


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<このトレイルはATではないが、その支線なのでこのような標識があるのだろう>


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<ガレ場が斜面に広がる>


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<ガレ場から見る山々。左からRedington、South Crocker、Crocker、Spaulding>

 

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<同上。Spaulding(左)とSugarloaf>


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<野生のブルーベリー>


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<ハイマツとガレ場が何回か交互に現れる>


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<頂上まであとわずか>


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<頂上直下にあった石造りのシェルター>

 

スタートから2時間8分で頂上に着く。風が強く、寒ささえ感じたので、ウィンドブレイカー、手袋、バフを着用する。頂上からの360

度の眺望が素晴らしかった。

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<Mt. Abraham頂上>


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<北方向にRedingtonと南北のCrocker>


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<東方向にSpauldingとSugarloaf>


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<南方向には、Mt. Abrahamの稜線が伸びる>


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<西方向にはMt. Washington等のPresidential Rangeも見えているはず>


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<三角点のマーカー>

 

頂上での眺望を楽しんだあと、冷たい強風で身体が冷えてしまわないうちに、早々に帰路に着くことした。再びガレ場からの景色を眺め、その後のなだらかな林間のトレイルを快適に走り下る。
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<下り始める。再びガレ場からの絶景を堪能>


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<傘の差渡しが20センチもあるような巨大なキノコ>


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<今日のコース上、最も幅の広いクリーク>


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<頂上から1時間44分でTHに到着>


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<クルマの増えたパーキング>

 

Mt. Abrahamは、まるでコロラド州の高山のような広い森林限界領域を有しており、これまで登ったNortheast 115の山々とは一味違う印象を残してくれた山だった。

 

Crocker Mountain North Peak, South Peak and Mt. Redington

2018年8月17日(金曜日)

Crocker Mountain North Peak 4,228 ft.(1,289m)

Crocker Mountain South Peak 4,050 ft.(1,234m)

Mt. Redington 4,010 ft. (1,222 m)

スタート時天気 晴れ 華氏47度 風なし

スタート時刻 午前6時01分

エンド時刻 午前10時57分

所要時間 4時間56分

総距離 9.4 mile (15.0 km)

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宿は、Carrabassett ValleyにあるMountain View Motel。去年の秋に、Begelow Mountainなどに登った時にも利用した。2017年から新たにオーナーになったKeithは、我々のことを覚えていてくれた。去年と同じ1号室に、今回は6泊して、3回の登山をする計画だ。キッチン付きの快適な部屋だ。

 

8月16日(木曜日)にチェックイン。翌金曜日の天気が、午後から雷雨の可能性あり、という微妙な予報でだったが、当日の早朝には、雷雨は4時以降と好転したので、午前中に下山できるこの三峰のルートで登山をすることにした。

 

朝3時半に起床、5時半過ぎに宿を出て、約20分ほどのドライブでTHに着いた。このTHまでは、Caribou Valley Roadというダートロードを4マイル弱行くのだが、この道が、数年前には相当荒れていた、との情報もあり、やや心配だったが、幸い状態は良く、特に問題なくTHまで行けた。

 

午前6時1分にTHをスタート。霧もなく、快晴無風の素晴らしいコンディションだ。0.5マイルは、そのままダートロードを歩き、アパラチアントレイル(AT)が交差する地点まで行く。そこから右に入り、ATを北へ進む。

 

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<始めの0.5マイルはダートロード>

 

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<ATが交差する地点、ここから右、AT北方向へ>

 

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<ATに入ってすぐの表示板>

 

Crocker Cirqueのキャンプ場への入口までの1マイルは、広葉樹林の中を緩やかな上りが続く。その後の1.1マイルは、傾斜が急になり、足場も岩が多くなる。途中二箇所あったガレ場では、南方面の絶景が堪能できた。

 

 

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<キャンプ場入口を過ぎてから、急登が始まる>

 

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<ガレ場から去年登ったBigelowやThe Hornを望む>


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<ガレ場から見えた両Crocker(左がSouth Peak)>


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<二つめのガレ場>


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<紫色の美しいキノコ>

 

スタート後1時間20分で、Crocker Mountain South Peakの頂上すぐ下の分岐点に着く。ここから右へ引き続きATを辿り、約1マイル先のCrocker Mountain North Peakを目指す。両山の間の鞍部まで下りNorth Peakを登る。分岐点から25分でCrocker Mountain North Peak頂上に到着。ここから引き返して、分岐点からすぐのSouth Peak頂上まで26分で行く。ここからは、THのあるCaribou Valley Roadを挟んで南方向に、この旅で登る予定のSugarloaf MountainやSpaulding Mountain、Mt. Abrahamなどが一望できた。

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<Crocker South頂上直下の分岐点。ここに3回来なければならない>


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<Crocker Northに向かう>


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<Crocker North頂上>


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<Crocker Southを上り返す。ATらしい整備されたトレイル>


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<再びCrocker Southに>

 

次の、Mt. Redingtonまでは、ATを外れ、unmarked trailを1.2マイル行く。さすがに、道幅は狭く倒木も多かったが、unmaskedとはいえ、道筋ははっきりしており、リボンやケルンなどの道しるべが付いていたり、湿地帯には板が設置されており、迷うことなく辿ることができた。Mt. Redington頂上まで43分、そこで10分ほど小休止して、South Peakを上り返す。このルートではSouth Peakを三度登ることになる。

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<Redingtonへのunmarked trailは、やや荒れてはいるものの…>


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<ケルンやリボンなどで辿りやくなっている>


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<とはいえ、このような狭い箇所も>


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<ケルンを右に折れ、Redington頂上を目指す>


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<苔むしたトレイル>


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<Redington 頂上>


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<Redingtonからの帰り道、Crocker Mountain North Peakを望む>


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<Redingtonへのside pathは元AT?>


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<再びCrocker South頂上からSugarloafを望む>


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<三たび分岐点へ>

 

Crocker Mountain South Peak近くの例の分岐点からの下りは、途中のガレ場からの絶景や、トレイル脇に生えるカラフルなキノコを愛でながら、快適に駆け下り、1時間7分で、午前10時57分にTHに到着した。

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<再びガレ場からのBegelow Mountains>


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<ガレ場から下のキャンプ場のあるcirqueを望む>


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<白いキノコから雫>


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<Caribou Valley Roadに出る>


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<TH>


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<夜はCarrabassett Valleyの地ビール>

 

Esther Mtn.

2018年8月13日(月曜日)

Esther Mtn. 4,239 ft. (1,292 m)

スタート時刻 午前6時04分

エンド時刻 午前9時07分

所要時間 3時間3分

総距離 6.4 mile (10.2 km)

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Mt. Marshallに登るつもりで月曜日に休みを取ったものの、日曜日時点での当日の予報は午後から雷雨。代替案として、距離が短く午前中に戻ってこれるEsther(エスター)に行くことにした。電話でUpper JayのBrookside Motor Inn, Upper Jayを一泊予約して、日曜のお昼前に出発、4時半には宿に到着し、クルマで15分ほどのところ、ニューヨーク州立大学のAtomospheric Sciences Research Center近くにあるトレイルヘッドまで下見に行く。

 

翌朝は、3時半に起床、5時半に宿を出て、6時過ぎにTHをスタートした。

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<うちのクルマは4台目。駐車場から右手にトレイルへの入口がある>

 

始めのごく短い下りの後は、Marble Mtn.頂上付近まで約1マイル弱の直登となる。トレイルの両脇にいくつかコンクリートの土台のようなものがあったが、どうやらかつてのスキーリフトかロープトウの遺構のようだ。トレイルはそのあとを真っ直ぐに上る。
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<直登の急坂が1マイル弱続く>


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<Marble Mtn.から南東方面を望む>

 

その後も、急勾配の上りが1マイルあまり続き、Estherへのunmarked trailとの分岐点に着く。スタートから約2マイルで2,000フィートほど、ほぼ上りっぱなしだった。
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<一枚岩を上る>


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<一人用のシェルター?>


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<Estherへの分岐点>


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<同上>

 

Esthterへのトレイルは、誰も管理していないトレイル、つまりherd path(けもの道)だが、道筋ははっきりしており、整備もされていた。分岐点から程なくLookout Mnt.頂上に着き、北東方面に広がる展望を楽しむ。
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<Lookout Mtn.から北東方面を望む。左端にEstherが見える>


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<Herd pathながら整備が行き届いている>


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<振り返るとWhiteface Mtn.が見えた>

 

分岐点からは、比較的緩やかなアップダウンのあるトレイルを約1.2マイル行き、Esther Mnt.頂上に到着した。THから1時間48分。

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<Esther Mtn.頂上>

 

帰りは来た道を戻る。急な下りをひたすら走る。膝には応えるが、足場は比較的良かったので、テンポ良く駈け下ることができた。Esther山頂から1時間15分でTHに戻る。
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<THに戻る>

 

Mt. Abraham & Mt. Ellen, Vermont

2018年8月5日(日曜日)

Mt. Abraham 4,016 ft. (1,224 m)

Mt. Ellen 4,081 ft. (1,244 m)

スタート時刻 午前6時25分

エンド時刻 午前11時50分

所要時間 5時間25分

総距離 12.6 mile (20.2 km)

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上記の4000-footers 二峰を含む六峰を縦走する往復ルート(従って全部で11の山を登ることになる)で、総距離は約12マイル、というと難易度が高そうだが、最初のMt. Abrahamまでの上り以外には、顕著なアップダウンは無く、むしろ易しめの登山だった。上記の高低図にあるように、山と山の間は比較的緩やかな上り下りで、走れる部分も多かった。

 

宿はKillingtonのHillside Inn、トレイルヘッド(TH)までは約1時間のドライブだ。宿を朝5時すぎに発ち、THを6時25分に出発した。

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<Lincoln Gap TH>

 

最初の山Mt. Abrahamまでの始めの2.7マイルで約1,600フィート上る。長く上るのはこの区間だけで、ここに全行程の上りの半分以上が含まれる。前夜の雷雨のため、所々滑りやすくなっている。
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<濡れた岩場は少し滑る>


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<巨岩の間を行く>


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<THから1.7マイルでBattell Shelterに>


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<キノコが多いトレイル>


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<岩場もある>


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<岩場に足場を穿ってくれてある。感謝>

 

最初に登るMt. Abrahamの山頂は、今日のルート中で唯一、森林限界を超えているため、全方位に見晴らしがきく。登頂時には霧もかかっておらず、十分に眺望を楽しみことができた。
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<Mt. Abraham頂上>


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<頂上から北、これから行くMt. Ellen方向>


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<東を望む>


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<南方向>


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<西方向>

 

次の山は、Lincoln Peakだ。山の東斜面はスキー場になっており、リフトが頂上付近まで伸びている。上半身裸のランナーらしきおじさんがしゃがんで景色を見ている。聞けば、地元に住んでいて、スキー場を駆け上るのを日課にしているらしい。進行方向に見える二つのledgeがChurchと呼ばれていて、見晴らしが良いと教えてくれた。
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<Lincoln Peak頂上の展望台>


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<Lincoln PeakからMt. Ellen方向を望む。やや左手に”Church”と呼ばれるledgeが見える>

 

その後、緩やかなアップダウンを経て、Nancy Hanks Peak、Lincoln Mtn.、Cutts Peakに登頂。 
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<Nancy Hanks Peak頂上>


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<Lincoln Mtn.頂上付近>


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<Cutts Peak頂上>

 

最後に、もう一つの4000-footer、Mt. Ellen頂上にあっけなく到着。少し先のスキー場天辺からの景色が良いということだったが、残念ながら、霧がかかって真っ白だった。
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<Mt. Ellenまでの道も傾斜は緩やか>

 

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<Mt. Ellen頂上>

 

帰路は来た道を戻るので、全ての山を再度登ることになる。霧は晴れる気配がなく、景色は楽しめなかったが、緩斜面でのトレイルランは爽快だった。
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<Churchと呼ばれる崖から見下ろす>


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<Lincoln PeakとMt. Abrahamの間、倒木が多い区間>


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<帰りのMt. Abrahamは霧の中>

 

まだ午前中に無事THに到着。これから、家までは5時間超のドライブとなる。
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<THの駐車場>

 

Mt. Cabot

2018年7月21日(土曜日)

Mt. Cabot 4,170 ft. (1,271 m) (44/48)

スタート時刻 午前6時00分

エンド時刻 午前10時42分

所要時間 4時間42分

総距離 10 mile (16 km)

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Mt. Cabotは、White Mountains 48峰の中で最も北に位置する。THまでの道路ではムースが飛び出してクルマと衝突する事故が多いらしいし、 どのTHから登っても少なくとも10マイル弱のロングハイクになる割には、頂上についても景色が無い。おまけに、トレイルが倒木や伸びた草で荒れていてダニも多い、などという記述も最近の登山レポートに散見される。登る前から、 あまり気の進まない山なのだが、実際には、 トレイルの状態は良く、途中寄ったThe Hornからの見晴らしが素晴らしかっただけでなく、Unknown Pond越しの風景も美しかった。しかも、 トレイルの傾斜が緩やかなために、 帰りは快適に走り下ることができた。 スタート前の懸念は全て杞憂に終わり、結局大変楽しい登山となった。

 

朝3時に起床、5時に宿を出て、THには6時前に到着。THを少し過ぎた道路わきにクルマを停めて、午前6時ちょうどに出発した。 天気は快晴、気温華氏48度、風もほとんどない絶好の登山日和だ。

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<トレイルヘッド近くに駐車>


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<橋手前の見落としやすいTH>

 

始めのUnknown Pond Trail は2.2マイル先のUnknown Pond まで緩やかに上る、白樺林を行く気持のよいトレイルだ。幸い、伸びた草や茂みも、あまり気にならない程度だった。THの掲示板で 、ムースや熊が多いと警告されていたので、意識的に声を出したり、トレッキングポールで音を立てたりしながら進む。
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<下生えの伸び具合も左程気にならない程度>


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<白樺林を通る>


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<Unknown Pond近くで今日初めてムースの糞を見つける>

 

出発後1時間ほどでUnknown Pondに着く。ここで道は左右に分かれる。Mt. Cabotへは右だが、 一旦左へ折れてすぐのところにあるビューポイントに寄ることにした。そこでは、湖越しに、これから登るThe Hornを望むことができた。
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<Unknown Pondの分岐点>


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<Unknown Pondから見るThe Horn>

 

分岐点に戻り、Kilkenny Rodge TrailをMt. Cabot方面へ向かう。 湖沿いの短いアップダウンを伴う区間に始まり、1.7マイルほどで The Hornへのサイドトレイルとの分岐点に着き、そこから0.3マイル先の 頂上を目指す。このあたりには、やたらとムースの糞が多かったので、引き続き音を立てながら行く。 The Horn頂上直下には、短いながら岩盤をよじ登る箇所がある。 今回のルートでは、ここが唯一、 やや難しく感じられた場所だった。午前8時に着いた頂上では、ほぼ360度の眺望が広がり、近くにはMt. Cabotが、遠くには幾層にも重なる山々が一望できた。
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<分岐点からMt. Cabot方面へ>


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<整備が行き届いたトレイル>


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<The Hornへの分岐点>


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<頂上直下の岩登り>


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<The Horn頂上>


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<重なる山襞>


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<Mt. Cabot(たぶん中央)>

 

The HornからMt. Cabotまでは約1.4マイルだ。途中、The Buldgeという山を経由するが、どちらの山もなだらかな弧を描くようなかたちの稜線なので、 アップダウンは比較的緩やかだ。White Mountainsの他の山々の場合、たいてい山頂付近では手で岩や木を掴んで登らなくてはならない岩場の急登があるのとは大きな違いだ。The Hornから54分、午前8時54分にMt. Cabot頂上に着く。
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<急な上りは少ない>


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<The Buldge頂上>


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<Mt. Cabotまでの上りの緩斜面>


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<真の頂上はこの少し。誰かが矢印を刻んだ>


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<Mt. Cabot頂上>


帰りは(The Hornを除き)来た道を戻る。傾斜があまり急ではなく、足場も悪くないので、 下りは快適に走ることができ、1時間48分でTHに着いた。
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<Unknown Pondの分岐点>


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<THに戻る>

 

Wildcats, Carters & Moriah Traverse

2018年7月19日(木曜日)

Wildcat D 4,062 ft. (1,238 m)

Wildcat Mountain 4,422 ft. (1,348 m)

Carter Dome 4,832 ft. (1,473 m)

South Carter Mountain 4,430 ft. (1,350 m)

Middle Carter Mountain 4,610 ft. (1,405 m)

Mt. Moriah 4,049 ft. (1,234 m)

スタート時刻 午前5時00分

エンド時刻 午後3時50分

所要時間 10時間50分

総距離 20 mile (32 km)

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今回の登山は、四千フィート越えの六峰を含む九つの山を縦走する、 総距離二十マイルの片道ルートで、今年のメインイベントだ。 ここ数ヶ月間に、いくつか長めの登山を行ってきたのも、 この縦走の準備・練習という目的も兼ねていた。

今回の宿は、終着地点GorhamにあるRoyalty Innで、前日にチェックインし、当日朝、登山口のPinkham NotchのAMCが管理する駐車場にクルマを停めて出発し、 登山翌日にGorhamからAMCが運営するハイカー用のバスでクルマをとりに行く、というプランだ。

当日は朝2時に起床、5時前にはPinkham Notchの駐車場につき、トイレを済ませて、5時丁度に出発した。まずは、車道を1マイルほど歩き、Wildcatスキー場まで行く。

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<夜明け直前のPinkham Notchの駐車場>


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<スキー場まで車道を行く>


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<Wildcatスキー場>

 

スキースロープを2.6マイルで約2000フィート登り 、最初の山Wildcat Dを目指す。Wildcatは、AからEまでの五つの峰からなる連山で、うち、AとDが4000 Footersだ。スキー場に向かって左端のスキースロープ( 夏季はメインテナンス用車両の道となっているようだ)をたどり、 登っていく。途中、振り返ると、朝日に輝くMt. Washingtonを含むPresidential Rangeが美しい。ゴンドラの終点まで登り、ここからAppa lachian Trail (AT)に合流、Wildcat Dの頂上まであとわずかだ。午前6時31分に展望台のある頂上に到着し、しばしPresidential Rangeなどの絶景を楽しむ。
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<麓のリフト乗り場>


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<朝日に照らされるMt. Washington>


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<スキートレイルは足場が良く快適だ>


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<時々振り返ってMt. Washingtonを見る>


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<造雪機横を行く>


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<ゴンドラの終点>


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<ATに合流>


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<Wildcat D頂上の展望台>


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<展望台の下にあった三角点>


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<展望台からのMt. Washington>

 

DからはCとBを経由してAまで約2マイルを引き続きATをたど って行く。この間、合計で約700フィートのアップと約450フィー トのダウンがある。Wildcat Aには出発後2時間37分の、午前7時37分に到着した。 
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<ATを行く。かなりきつい上り>


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<さすがAT、整備が行き届いている>


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<Wildcat A頂上近くのビューポイントから>


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<Wildcat A頂上>

 

Wildcat Aからは、約1マイルで約1000フィートの急な下りで、Carter Notchという深い谷底に降りる。そこの池沿いにあるCarter Notch Hutに午前8時6分に到着。ここは、宿泊・ 給食施設が完備した本格的な山小屋で、給水をさせてもらい10分弱小休止する。
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<Carter Notchまでは急な下り>


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<Carter NotchからCarter Domeを見上げる>


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<Carter Notch Hut>

 

ここから次のCarter Domeまでは、1.1マイルで、なんと約1600フィート上る急登だが、精力的に登り、54分で頂上に着いた。Carter Domeは今日登る山のなかで最も高く、標高は4,832フィー トある。
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<登り返しの始まり>


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<急登>


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<急登>


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<Carter Dome頂上>

 

次に目指すのは、Mt. Height。4000 Footersではないが、 今日のコース上で最も眺めが良いとのことだったので、 寄ってみることにしたのだ。 ハイカーたちのブログにあったように、 360度の展望が楽しめる絶景ポイントだった。快晴、 澄み切った空気、視界は極めて良好。

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<Mt. Heightへ>


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<Mt. Height頂上越しのMt. Washington>


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<これから行く山々>

 

ここから、Zeta Passを経由して1.8マイルでSouth Carter Mountainに午前10時23分に登頂、さらにその先1.3 マイルでMiddle Carter山頂に午前10時55分に着いた。
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<South Carter Mtn 頂上>


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<Middle Carter Mtn 頂上>

 

次の目的地Mt. Moriahまでは、Middle Carterから4.6マイルの長丁場だ。0.8マイル先の North Carter Mountainを登ったあとは、Stoney Brook Trailとの交差点まで2.4マイルも続く長い下りだ。


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<下りの途中でMt. Moriahが見えてきた>


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<鞍部の沼地も完璧な整備>

 

そこから先は、Mt. Moriahへの1.4マイルで約900フィートの上りだ。 この上りのトレイルのところどころにある、 固い岩盤がむき出しになったビューポイントからの遠景と、右手眼下に広がる広大な山裾を覆う森林の眺めとを楽しみながらの 登山を満喫した。 大きな自然に囲まれていることを実感できるトレイルだ。
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<木道はコケ類の保護にも一役買う>


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<岩盤を行くトレイル>


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<Mt. Moriahへの上り途中のビューポイントの一つ>


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<同上>


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<固い岩盤を行く>


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<Mt. Moriah山頂直下の岩登り>

 

Mt. Moriahには午後1時38分に登頂、出発から8時間38分と、予定よりも3時間近く早かったが、 特に無理をした感覚はなく快適なペースだった。
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<Mt. Moriah山頂>


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<山頂からの眺望>


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<はるか下にGorhamの街が見える>


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<Presidential Range>

 

Mt. Moriahからは、麓のGorhamのTHまで4.5マイルで 3200フィート降りる長い下りだが、 トレイルが主に稜線を通っているため、 所々で眺めを楽しめたのと、谷間を行くトレイルとは異なり、 滑りやすい岩も少なかったことから、 気持ちよく走ることができた。THから街なかを通って宿に着いたのが午後3時50分。10時間50分の大変充実した縦走だった。
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<下りの終盤は広葉樹林>


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<Gorhamのトレイル終点>


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スノーモービル用の橋が街中への近道>

Santanoni, Couchsachraga & Panther - Clockwise Traverse

2018年7月8日(日曜日)
Santanoni (4,606 ft./ 1,404 m), Couchsachraga (3,793 ft./ 1,156 m) & Panther (4,442 ft./ 1,354 m) - Clockwise Traverse
スタート時刻:午前5時17分
エンド時刻:午後1時30分
所要時間:8時間13分
総距離:16.2マイル(25.9 km)
スタート時気温47度F

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7月6日金曜日時点での天気予報によれば、この週末のアディロンダ ックは絶好の登山日和になりそう、ということで、Santanoni Rangeの三山を登ることにした。土曜に前泊して、日曜の早朝から登って夜までに家へ戻る、という計画だ。宿は、登山口(以下TH=Trail Head))から50分ほどのSchroon Lakeという町にあるモーテルRowe's Lake Breeze Cabinsを家内がネットで予約する。家からは4時間弱、部屋に冷蔵庫、電子レンジ、コーヒーメーカーが付いている。土曜の朝10時ごろに出発、 午後2時過ぎにチェックイン、4時過ぎに早めの夕食を、宿から20分ほどのところにあるレストラン O.P. Frederick'sで摂る。前菜のオニオン・スープが特に美味。宿へ戻って、まだ明るい午後8時過ぎに就寝。

翌日曜日は、朝2時に起床、オートミールとコーヒーの朝食を済ませて4時過ぎに宿を出て、THには5時前に到着。気温47度F、快晴、風無しと絶好の天気だ。 隣にクルマを停めていた、画家のダリのような立派な口髭のハイカ ーと5分ほど話す。彼はすでに46峰のうち36峰制覇したとのこ とで、今日は、連れの男性とともに我々とは逆周りで三山をめぐるという。互いにロングハイクの道中の無事を祈り、 我々が先にTHを出発した。日の出とほぼ同時刻の5時17分。二人とも、 長袖・長ズボンにモンベルのウィンドブレーカーを羽織り、家内はバ フと手袋を着用。まだ薄暗いので、ヘッドランプも点ける。

ゲートから先は、緩やかなアップダウンのある整備されたダート・ ロードだ。

f:id:hnishide:20180711204449j:image<出発直後>

小走りと歩きで、1.8マイル先にあるBradley Pond Trailへの入り口の看板を探しながら行く。およそ30分弱で分岐点に到着した。

f:id:hnishide:20180711204817j:image<Bradley Pond Trailへの入り口>

ここからは青のトレイル・マーカーを頼りに、このBradley Pond Trailを辿る。

f:id:hnishide:20180711204823j:image<最近新しくなった橋>

約 1.8マイル先の、Santanoni Peakへのルート、いわゆるSantanoni Expressへの左折箇所にあるというケルンを慎重に探しながら進む。出発してから1時間7分、6時24分に分岐点に到着、ここから先は、 unmarked trailつまり、正式には管理されておらずトレイル・マーカー がないトレイル、いわゆるherd path(けもの道)だ。

f:id:hnishide:20180711205306j:image<ケルンが見つかり一安心、ここから左に>

幸い、道ははっきりとついており、迷う心配はなさそうだ。ちなみに、今日のコースの大部分はunmarked trailだったが、すべて識別は容易だった。このSantanoni Expressは、1.8マイルで1,755フィートを登る急登だ が、急な登りと緩やかな登りが交互になっているためか、比較的登りやすいく、先週登ったSeymour (シーモア)Mountainの急登に比べれば易しく感じた。

f:id:hnishide:20180711205759j:image<Santanoni Express>f:id:hnishide:20180711205719j:image<同上>

登り始めから約1マイルの地点には、いくつかのブログで難所として特記されていた大きな岩の露頭があったが、それも右側のほうから無事登ることができた。

Expressの終盤には何箇所か開けた場所があり、振り返ると東側に絶景が広がっていた。

f:id:hnishide:20180711210004j:image<Santanoni Expressから東方向を振り返る>

分起点のケルンから1時間24分、午前7時48分にSantanoni Peak山頂に到着。35峰めの登頂完了だ。

f:id:hnishide:20180711211224j:image<Santanoni Peak頂上>

次の目的地は、"Times Square"と呼ばれる分岐点だ。Santanoni Peak山頂から北に延びる尾根伝いのトレイルを約1マイル下る。

f:id:hnishide:20180712060423j:image<途中、次の山Couchsachraga Peakが見えた(中ほどの低い山)>

岩の多い足場と細かなアップダウンのために、予定以上に時間を要し、約50分かけて午前8時30分にTimes Squareに到着した。ここはT字路になっており、左へ行くと 次の目的地のCouchsachraga Peakに、右に行くとHerald Square経由Panther Peakへの登り口がある。

f:id:hnishide:20180711211420j:image<Times Square。Couchsachraga Peakはこちらの方向>

ちなみに、Couchsachragaは「クークサクラーガ」と読む(ラーのところにアクセントが来る)。ネイティヴ・インディアン、イロコイ族の言葉で「ビーバー猟をする場所」という意味だということだ。Times SquareからCouchsachraga Peakまでは約1.6マイルで、前半3分の2がほぼ下り、後半3分の1がほぼ上りだ。前半の途中にview pointがあり、北に先週登ったSeymourなどSeward Rangeが望めた。

f:id:hnishide:20180712061252j:image<Seward Rangeを望む>

足場は比較的良く、一部で走ることもできたが、下りきった後の鞍部には泥地が広がり、20メートルほどを丸太などを踏んで慎重に渡らなければならなかった。

f:id:hnishide:20180712060658j:image<鞍部の泥地>

Times Squareから54分、午前9時26分にCouchsachraga Peak頂上に到着、36峰めを完了できた。

f:id:hnishide:20180715062702j:image<Couchsachraga Peak頂上>

Couchsachraga Peakからは来た道を引き返すので、上りのほうが多い。1時間 3分で午前10時32分にTimes Squareに戻り、そのまま直進し、程なく10時35分にHerald Squareと呼ばれる別の分岐点に着く。

f:id:hnishide:20180712070031j:image<Herald Square>

ここをまっすぐ行くと、帰りに下るPanther Trailに続き、左へ行くと次の目的地のPanther Peakに至る。わずか11分歩いて10時46分にPanther Peak頂上に着く。37峰めに登頂だ。

f:id:hnishide:20180712070202j:image<山頂の三角点。看板は探したが見つからなかった>

f:id:hnishide:20180712070540j:image<頂上付近からの眺め>

絶景を堪能しつつ一休みして、わずか8分で下山、11時8分にHerald Squareに戻り、岩の多いやや荒れたPanther Trailを下る帰路についた。

f:id:hnishide:20180712070816j:image<涸れ川の河床を下る。アディロンダックらしい荒れたトレイル>

1時間ほど下って、Bradley Pondの左手を過ぎたところで、12時14分にMarked TrailのBradley Pond Trailに突き当たり右へ。

f:id:hnishide:20180712071322j:image<青のマーカーがついたBradley Pond Trail>

そこから、約0.8マイルでSantanoni Expressの登り口に戻り、その少し先の涼しげな早瀬で一休みし、小走りを交えながら午後1時30分にTHに到着した。全行程で8時間13分のロングハイクだった。

f:id:hnishide:20180712071814j:image<途中で寄った早瀬>

f:id:hnishide:20180712071954j:image<THに無事到着>